これはホイールの中心にあるベアリングに異常があるからです。
ホイールベアリングとは
ホイールとアクスルシャフトの回転抵抗を減らすためにつけられています。もしベアリングがなければアクスルシャフトが削られまくりですよね(’’;)
タイヤを手で回してみて変なひっかかりがあったり、
左右に揺すってみて変なガタがある場合も交換ですね。
だいたい20000kmくらいでベアリングは異常がでてきます。
重要部品ですので異常が見つかればすぐに交換しましょう。
ベアリングが新品になると走りがスムーズになりますし
燃費も向上します!
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ベアリング2つダストシール2つ用意します。
10年経っているバイクはゴム系統は確実に劣化していますので、
必ず交換するようにしましょう。このセットで2000円くらいです。
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まずフロントホイールをはずさないといけないので
フロントを軽く持ち上げます。
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こっち側はフロントフォークの下のボルト2つとブレーキキャリパーのボルト2つだけはずします。(左写真)
こっち側もフォークの下のボルト2つとスピードメーターケーブルの根元のプラスねじをはずします。(右写真)
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こんな風にはずれましたか?
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さあ分解していきましょう!
1つだと空回りしてしまうので2つ同時に回します。(左写真)
するとこんな風に外れます。(右写真)
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ディスク側のダストシールはてこの原理ではずします。
ドライバーでやる場合はホイールを傷つけないように注意しましょう。
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反対側もはずして新旧比較!左が古い方です。。
縮んでるし錆びてますね、、、(’’;)
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次にベアリングをはずすのですが、通常ベアリングプーラーという特殊工具を使ってベアリングを引き抜くのですが、持っている方も少ないと思いますのでドライバーで反対側のベアリングを叩きぬく方法をお教えします。
ドライバーで反対側のベアリングを叩きぬく方法
コツがあるのですがベアリングは暖めた方が膨張率の関係ではずしやすくなるので、身近にあるドライヤーで暖めます。
しばらく暖めたらマイナスドライバーで反対側から少しずつベアリングを叩いて外していきます!この作業がベアリング交換での一番苦労するところになると思います。
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こんな感じにはずれましたか?(左写真)
ドライバーでボコボコになったベアリングですがこれくらいやらないと外れません。中に小さな金属のボールとグリスが入っています。
この中のボールは正常な時は真円なのですがこれがだんだん楕円形になってきて、正常な回転ができなくなってきます。(右写真)
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次に新しいベアリングを組みつけていくわけですが、冷やすと縮むので多少入りやすくなります( ̄ー ̄)
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次にベアリングをソケットなどなんでも良いですが、あてがって均等にハンマーで打ち込んでいきます。
斜めになるとホイールを傷つける恐れがありますので、均等に叩き込みましょう。
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ある程度はまったら古いベアリングをあてがって叩き込んでいきます。
ベアリングが奥まで入ったらハンマーの叩く音が高い音に変わるので、それで判断します。
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ベアリングが入ったら後はダストシールですがダストシールも同じ要領で古いのを上にしてハンマーで叩き込みます。
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これでお終いです。きちんと叩き込まないといけないですが、ナナメに入ってしまっていても都合が悪いので、ここは神経使ってやりましょう!
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