(7)デザイン制作
(7)デザイン制作
クライアントへプレゼンをした結果、無事に採用されればデザインの受注が行われます。
デザインが受注されれば、クライアントとしては、「デザイン案もコストの方もOKなので、正式にデザインを依頼します!」ということなので、デザイン事務所としては本格的なデザイン制作に取り掛かれるわけです!
プレゼンの際に制作したカンプはあくまでも見本なので、使用した写真やコピーなんかは一時的にダミーが使われていますので、これらを修正していく必要があります。
まずは使用する写真や企業ロゴ、コピー、キャラクターなどを準備します。
デザイン事務所単体で準備することができる場合もありますが、必要であれば、カメラマンやイラストレーター、コピーライターなどの外注スタッフにお願いするケースもあります。
企業ロゴなんかはクライアントから直接データをもらいます。幅や色味など細かい指定がありますので注意しましょう!
デザイナーは「Illustrator」や「Photoshop」、「In Design」などのデザインソフトを使用しながら、カンプをより完成度の高いものにしていきます。
グラフィックデザイン制作の基本的な流れ
依頼されたデザインを制作し、完成品をクライアントに納品するまでの基本的な流れは以下のようになります。
- デザイン制作(トンボの作成・レイアウトなど)
- 校正
- 印刷会社へ入稿
- 色校正の確認
- 印刷
校正では印刷所から出来上がってきた文字や画像、色の感じなどに誤りがないか、デザイン事務所が確認する作業のことを言います。
修正箇所は赤字で修正して納得がいくデザインになるまで繰り返します。最初の校正を「初校」といい、2回目を「再校」、3回目を「三校」といい、その後四校、五校・・・・と続いていきます。もちろん校正の回数は少ない方が手間もかからなくてよいです。
デザイン事務所での校正に問題がなければ、最終確認としてクライアントに確認してもらいます!
ここで修正が入る場合も多いです。クライアントでの校正でOK(校了といいます。)がでれば、後は完成データを印刷所に渡して、印刷してもらいます。これを「入稿」といいます。
入稿後には完成品のインキの色味・発色具合などを確認するため、「色校正」が行われます。
インキの色味によってはイメージがかなり違ってくることがありますのでよく確認するとともに、滲みやぼやけ、文字化けなどがないかも再度よく確認しておきましょう!
問題がなければ印刷所で印刷を行い、締め切り日までにクライアントに納品します。
納品が終われば「請求書」を発行し、次の納品と請求に進みます!
次の工程へ(8)納品と請求
グラフィックデザイナー
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